パネルヒーター暖房
床暖房以外の暖房
最近の住宅の床材はムク材の使用が多くなり、そのため床暖にすると反り・縮み等が起こり易いためそれに代わる暖房として、パネルヒーターがブームになりつつあります。
パネルヒーターは壁に設置し内部を温水が循環することでヒーター自体が温められその熱がゆっくりと部屋全体を暖かくします。浴室などで洗濯物を掛けるタイプのパネルヒーターもありますので冬に乾きにくい洗濯物を室内で素早く乾かすことができます。また、最近のパネルヒーターはバリエーションも多く色も自由に選べるようになり選択肢が広がっています。
床暖房と併せての設置も可能です。
PSパネルヒーター
ピーエス工業製のパネルヒーターです。
パネルヒーターは暖房としての機能だけでなく装飾の一部として取り入れると素晴らしい家が出来ます。実物を見れば良さがわかると思いますが、受注生産の為、お値段が少し高めです。ただ色や形状を自由に製作して貰えるという点では、実際に設置した際にお客様が十分に納得できるものになると思います。
パネルヒーター
パネルヒーターは、本体の表面から熱を発し対流により暖房効果を出す放熱器です。
設置箇所は基本的には窓下で、※コールドドラフトを利用して対流を促す方式です。窓下に設置することにより、窓の結露等が防げます。横型と縦型があり、設置スペースの幅に合わせて選ぶことが出来ます。
なお、パネルは一旦固定すると移動移設は出来ませんので、計画の際は設置場所の設定を十分ご検討下さい。
また、部屋の大きさに対してパネルの大きさも比例するのであらかじめ出来た製品を当てはめるよりも、建物の住空間や設置場所に合うパネルヒーターを製作してもらったほうが、バランスがとれるでしょう。
形状も洗濯物を掛ける事が出来るタイプや床に埋め込むタイプもあります。洗濯物を掛ける事が出来るタイプでしたら頻繁に使うタオルなんかを掛けておくと乾きが早くていいですよ。入浴前にタオルを掛けておけば風呂上がりに身体を拭く時タオルが暖かくていいですね。
※コールドドラフト
冬季に暖房を使用する際に外壁面やガラス面で冷やされた空気の流れ。室内気温との差が5℃以上あると人は不快に感じるそうです。